情報力と言葉力

2つの力の違い

情報力:価値ある情報を、どれだけたくさん持っているか
言葉力:情報が伝わる言葉を、どれだけたくさん持っているか 
当社では、このように考えています。たとえば、あなたが、現実社会でもネット社会でも「うまい話」にだまされるとすれば、それは「言葉力」のなせる技です。中身のない、つまり「情報力」のない話だけれど、「言葉力」があるから、罠にハマってしまうわけです。一方、「情報力」はあるのに、「言葉力」がないばかりに伝わらない、人を動かせないケースもあります。伝わらない言葉しか持っていない、学んでいないから、そういうことが起こります。

伝わらなければ、意味がない

インターネットで情報を伝えるのは、チラシなどの広告をばらまくよりも、安いコストで出来ます。しかし、その安さ、楽さにとらわれて、以下のことを忘れることもあります。

「伝える」と「伝わる」はイコールではありません。 効率のいい伝え方はあります。でも、それは 必ずしも効率のいい伝わり方ではないのです。 (ダイヤモンド・オンライン「中谷彰宏の人生道場」)
伝わらないとなると、インターネットほど労力と時間を奪い、効果の見えない方法はありません。読んだ人の行動も生まなければ、ほかの何も生むことができないのです。

言葉は、信頼関係の中ではじめて力を持つ。 (山田ズーニー)
現実社会では、信頼関係があって初めて、言葉が意味をもつものですが、ネット社会はちょっと違う面もあります。言葉だけを通して、信頼を勝ち得ることも出来たりします。そういうことを考えると、やはり、インターネットでは、言葉が主役です。読むことが嫌い、動画・Flash・ゲームが大好きとはいっても、言葉なしでは、目的のページにたどり着くことも出来ないからです。

言葉を集める

言葉はアイデアのシンボルなので、 言葉を集めることによって アイデアを集めることもできる。 (アイデアのつくり方、ジェームズ・W・ヤング)
ネット上の言葉や、うまい話のごみメールに多くふれていると、人々の心を動かすための言葉にも流行があって、変化しているのが分かります。それは、進化にも見えますが、無防備な欲望を惑わすだけで、言葉としては退化しているようなものもあります。いろいろ読んでいると、だまされやすい言葉への免疫もつきます。しかし、言葉を集めるだけでなく、同時に、発信することも大切です。発信して初めて、自分たちの情報力と言葉力が分かるからです。改善の必要性も感じることでしょう。

実は、情報はたくさん出した人のところにドっと集まってくるんだ、 という法則があります。もらってばかりいる人は、 いつまでたっても「少しもらう」ことを続けることになります。 おすそわけをたくさんしている人や企業には、 「これも、あなたが配ってください」 という新しい情報が集まる交差点のようになっていきます。 (インターネット的、糸井重里)

文章術の行き過ぎに注意する

2002年以降、コンサルタントと呼ばれる人々の意図がそうなのか、その指導やノウハウを勘違いして使っている人々のミスなのか、文章術の行き過ぎが指摘されています。当社では、それを「あおる文章術」と呼んでいます。今でも、その傾向を引きずっているサイトがあるようですが、一例をあげると、以下のような感じです。

1.限定感:限定でもないし、売れ残りも多いのに、そういう表現であおる。
 「1日100個だけの限定品。残りXX個です。ぜひ、お買い求めください。」

2.お得感:それだけの価値もないのに、標準価格を高くして演出する。
 「29,800円相当マニュアル。今週限り、29,800円→9,800円で販売。」

3.繁盛感:それが本当なら、広告もサイトも不要のはず。
 「当社には多くの顧客がいて、困っていません。本気の方だけ受付ます。」

ネット社会に限らず、悪質な商売が問題となっている昨今。消費者契約法が改正されて、契約の取り消しが認められる条件に、新たな項目が追加となるようです。追加予定の項目は、以下の3つです。

1.「お得だ」と言って必要量以上をまとめ買いさせる過量販売
2.「残品わずか」などとして即座に契約を迫る行為
3.「シロアリの被害で家に住めなくなる」などと不安心理をあおる行為
なんとなく、あおる文章術に似ています。くれぐれも、「言葉力」の使い道を間違わないようにすることが大切です。インターネットの信頼性がアップするためにも、これからも法整備が進むように願うばかりです。 »図解「言葉力」

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