2021年4月からは、「70歳までの就業確保措置1」が雇用者(企業等)に「努力義務」として課せられています。本当に来るか分かりませんが、人生100年時代に向けて、労働力の確保という観点からも、「働ける年齢の長期化」に向けて、少なくとも70歳まで働ける環境を作って欲しいという意図が見えます。
私どもが若かったころは、60歳が高齢者というイメージでしたが、実際に、その年齢に近づいてきた方々は、いや、そうでもないな、と感じていらっしゃる方々も多いかもしれません。休みたい気持ちも半分、昔のようにフル回転とはいかずとも働いた方がまだいいかな、という気持ちも半分ではないでしょうか。二者択一というわけではありませんが、まだまだ現役でいられる働き場所を得るか、贅沢はせずとも、10年、20年と生きていける資産を運用していくか、考える必要が出てくるのが、これからの世代です。
50歳代、60歳代を「おじいちゃん、おばあちゃん」と見るのは自由ですが、自分たちがその年代になった時には、もう「おじいちゃん、おばあちゃん」とは扱ってもらえないことでしょう。「まだ60歳代、70歳代でしょ。働いて!」となりそうです。焦らず、じっくり考えていきましょう。
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