遺産をすべて、現預金というカタチでで残して、亡くなっていくというのは、節税対策として、どうだろう？という議論があると思われます。
たしかに、遺産の現預金がいくら増えると、相続税がいくらになるという計算は存在します。しかし、相続財産は、亡くなった時点で決まってしまうもので、後になって増えるわけではありません。（見つかるはありますが）
したがって、何か損したことのように考える必要はなく、現預金だけで残してもらえたら、それはそれで、税金を払うにもそのまま流用できますし、不動産等の評価や登記のプロセスも不要ですし、残された遺族にとっては、やりやすい点もあります。
損した得した、という状況は、その時々によって変わりますから、どういうカタチで残してあげたいかを考えていれば、それが正解だと思います。そして、残さなくていいものや、処分に困るもの、大量の荷物は、生きているうちに処分しておく。これがベストと考えます。
